#05 熱中症

熱中症とは

高温多湿な環境で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体に熱がこもってしまう状態です。重症化すると意識障害や命の危険を伴うこともあり、特に高齢者や子供、持病のある方は注意が必要です。

熱中症は予防が大切

熱中症は予防が大切な病気です。暑さを感じにくい方や、喉の渇きを感じにくい方は特に注意が必要です。「気づいた時には既に遅い」こともあるため、こまめな水分補給と暑さ対策を習慣にしましょう。

日常生活でできる熱中症対策

  • 水分、塩分補給をこまめに
    喉が渇いていなくても定期的に水分をとりましょう。大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクや経口補水液などで塩分も補給しましょう。
  • 服装を工夫する
    通気性の良い、明るい色の服を選びましょう。外出時は帽子や日傘の利用も有効です。
  • 室内でも油断しない
    室温が28℃を超えないよう、エアコンや扇風機を活用しましょう。特に夜間は寝ている間に熱中症になることもあります。
    日差しの強い時間帯の外出を控える 特に11時~15時は直射日光を避けるようにしましょう。

熱中症のサインに気づいたら

  • 軽症(熱けいれん・めまい・立ちくらみ) 涼しい場所に移動し、水分・塩分を補給しましょう。衣服を緩め、体を冷やします。
  • 中等症~重症(頭痛・吐き気・意識がもうろう・けいれん) すぐに医療機関を受診するか、119番通報をしてください。無理に水を飲ませず、応急処置をしながら救助を待ちましょう。

熱中症予防グッズも活用しましょう

冷却シート、携帯用扇風機、経口補水液などのグッズを常備しておくと安心です。
高齢者やお子様には特に配慮し、周囲が声を掛け合うことも大切です。

まとめ

熱中症は正しい知識と備えがあれば、予防できます。夏本番に向けて今からできる対策を始めましょう。

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