インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。例年12月~3月頃に流行し、発熱(38℃以上)、倦怠感、関節痛、咳やのどの痛みなどが急に表れるのが特徴です。通常の風邪よりも症状が重く、肺炎などを合併することもあります。
主な感染経路
主な感染経路は2つ。飛沫感染と接触感染になります。
飛沫感染は感染者のくしゃみや咳による飛沫を吸い込むことで感染。接触感染はウイルスが付着した手で口や鼻、目を触ることで感染します。
予防の基本
感染予防のためにできることは、
- ワクチン接種
発症や重症化を防ぐ効果があります。特に高齢者や持病のある方は接種をお勧めします。効果が出るまで約2週間かかるため、11月中の接種が目安です。効果は5カ月ほどあります。 - 手洗いうがいの徹底
外出後や食事前後は、石けんと流水でしっかり手を洗いましょう。うがいも喉の乾燥を防ぎ、ウイルスを洗い流す効果が期待できます。 - 加湿と換気
乾燥した空気ではウイルスが長く漂いやすくなります。室内は湿度50~60%を保ち、定期的に換気を行いましょう。 - 十分な睡眠と栄養
睡眠不足や疲労は免疫力を低下させます。バランスの取れた食事と十分な休養で体調を整えることが大切です。
かかってしまったら
早めの受診をお勧めします。発症後48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用すると症状を軽くし回復を早めることができます。また、無理をせずに自宅で安静にし、食欲があれば消化にいいものを摂取しましょう。水分補給もこまめにしてください。
周囲に移さないことも大切です。外出を避けるのが基本ですが、どうしても外出せざるを得ないときはマスクの着用を守ってください。
まとめ
インフルエンザは、「ワクチン+日常の予防習慣」で防ぐことができます。手洗い・うがい、加湿、十分な睡眠を心がけて、元気に冬を乗り切りましょう。
